YMB x Teenage Brewing x Freestyle Hops コラボビール、「TDH Neo Dandyism」登場。

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こんにちは、Yellow Monkey Brewing (YMB) の駒田 博紀です。

明日12月7日(日)、特別なビールがリリースとなります。それが、「TDH Neo Dandyism」です。

なんちゅう名前なんだ……と思いましたよね?

分かります。そんな名前になった理由も、ちゃんと説明しますね。

事の発端は、ケンゴの師匠

話せば長いのですが、かいつまんで言うなら、今回の「TDH Neo Dandyism」プロジェクトの発端は、ケンゴのニュージーランド修行時代の師匠である Kellyさんです。

※ ホップを愛してやまないKellyさん

Kelly さんは今、「Freestyle Hops」というニュージーランドのプレミアムホップブランドで、テクニカルセールスとして勤めています。ケンゴの師匠である凄腕のブルワーでありながら、ホップ生産者であり、ブルワー目線でホップのアドバイスもしてくれるわけです。

そのKellyさんが勤める Freestyle Hops を日本で輸入販売してくれているのが、Freestyle Hopsに所属もしている青森「Be Easy Brewing」のオーナー・Garethさんです。

Kellyさんと Garethさんは、2025年産の新鮮なホップが日本に入荷するタイミングで、日本のブルワリーとのコラボができないか考えていました。Kellyさんの頭に浮かんだのは、もちろんケンゴでありYMB。そして、ケンゴの脳裏に浮かんだのは、以前から交流があり、Freestyle Hopsに強い関心を持っていた埼玉の「Teenage Brewing」のオーナー・森さんでした。

互いの得意分野を活かした挑戦の結晶

そんなわけで実現した「YMB x Teenage Brewing x Freestyle Hops」の3社コラボ。

小規模ロットの丁寧な収穫、徹底した品質管理、畑単位での個性 (テロワール) を重視したアプローチで知られるFreestyle Hops 製ホップの高いアロマとフレーバーを活かすべく、Teenage Brewingさんから提案があったのは、「TDH (トリプルドライホッピング)」という手法。

トリプルドライホッピングとは、超簡単に言えば、ホップの香りを最大限に引き出すために、発酵中〜熟成中に3回に分けてホップを投入する手法です。

3回に分けて投入することで、香りの層が複雑になり、鮮烈でジューシーなアロマが引き出され、青臭さや渋みを抑えやすいなどのメリットがあると言われています。

もちろん、3回にわけてホップを投入するので、コストはかかります。でも、香りの厚み・レイヤー感が段違い。それが、トリプルドライホッピングです。この手法は、Teenage Brewingさんが得意とするところで、YMBとしては初の試みでした。

一方、TDH Neo Dandyism に使われる酵母は、2種類の清酒酵母です。YMB定番ビールの「TORIAEZU」でも2種類の清酒酵母を使って発酵させており、もはや清酒酵母を使った仕込みはYMBの得意技となりつつあります。そして、清酒酵母を使った仕込みは、Teenage Brewing さんにとって初の挑戦でした。

互いの得意分野を活かしながらアイデアを出し合い、協力して仕込んだこのビールは、まさに「挑戦の結晶」というわけですね。

なんでこんな名前に?

そうなんですよ。それは僕自身が聞きたいことでした。

仕込みの打ち合わせ中、Teenage Brewing の森さんが突然、こう言ったのです。

「商品名に“ダンディズム”を入れたいですねぇ」

僕は思わずこう返事しました。「本気ですか……?」と。Teenage のブランドイメージに致命的ダメージを与えてしまうのではないか、と。

すると、森さんはニッコリ笑って、「音楽用語に“ネオ・ダンディズム”ってあるんですよ!」と教えてくれたのです。Teenage Brewing といえば、ビールと音楽。

「そ、それならいいか……」

僕は自らを納得させるように、頷きました。

それが、「TDH Neo Dandyism」という極めてユニークな、若干フザけているような名前が誕生した理由です。

TDH Neo Dandyism の味わい

以下、ケンゴによる「Brewer’s note」を引用します。

ニュージーランドのホップメーカー「Freestyle Hops」社の2025年産、収穫したての新鮮なホップを3回に分けてドライホッピングした West Coast IPA。Freestyle Hops の特徴でもある白ぶどうやマスカットのようなアロマが絶妙に調和し、清酒酵母によるフルーティーな香りも楽しめます。

TDH (トリプルドライホッピング) により香りの層が幾重にも広がり、リッチでありながらキレのある味わいに仕上がりました。高めのアルコールを感じさせないスッキリとした飲み口で、気づけばもう一杯を手にしてしまう。そんな「危険なIPA」です。

そうなんです。7.0%というアルコール度数を感じさせない程に、キレがあって飲みやすい。それでいて、重層的な香りが楽しめる、奥深い味わい。僕もそう思いました。まさに、ダンディズム。

12/7(日) は「NEO DANDYISM NIGHT」

この TDH Neo Dandyism は、明日12月7日(日) に YMBタップルームでリリースします。

この日の16:00頃から、Teenage Brewing 森社長を含む 3人のブルワーさんが、YMBにいらっしゃいます。森さんによる DJプレイが炸裂するよう、僕の方で機材のレンタルも済ませました。

ケンゴと森さんによるトークセッションも行う予定です。TDH Neo Dandyism に関する開発裏話、コラボ秘話なども飛び出るかも知れませんね。

そんな特別なイベント名は……

「NEO DANDYISM NIGHT (ネオ・ダンディズムナイト)」!

うむ……

やっぱり、いいのか?これ??

と、ともかく!明日はYMBタップルームでお待ちしております!!

Yellow Monkey Brewing

Founder & CEO 駒田 博紀

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