こんにちは、Yellow Monkey Brewing (YMB) 代表の駒田です。
弊社の新入社員・文ちゃんを先日のブログでご紹介しました。
今日は、今彼が取り組んでいることについて、彼の歴史を踏まえつつ、少しご紹介してみようと思います。
文ちゃんは多才な男です。
彼は大学時代、休学して世界一周の旅に出ました。各地で地元の料理とクラフトビールを楽しむのが日課で、ビアバーで毎晩現地の人たちと語らいながらビールを飲むのが何よりの楽しみだったといいます。
世界一周の旅から戻ると、東京・中野のシェアハウスで仲間たちとホームパーティーを開き、ビールを片手に1週間の疲れを労わりあう時間が定番となります。また、ビール好きな仲間と年末年始に海外を旅し、現地のスーパーで現地のクラフトビールを買うというのが恒例行事となっていきました。
最初の就職は、旅行系ベンチャー。「旅」をテーマにした若年層向けのイベント・プロモーション施策を、企画から現場ディレクションまで一貫して担当しました。観光局や自治体とも連携し、リアルな体験を通じて地元の魅力を伝える活動を行ってきました。
その後はイタリアンレストランの料理人となります。世界各地を旅して地元の料理を楽しむのが好きだった大学生は、旅を仕事にしてからは、自ら料理で人々をもてなす仕事をするようになったのです。
YMBの直前の仕事は、とある食品メーカーのマーケティング担当者として働いていました。主な領域は、コミュニティビルディングだったと聞いています。
そしてその傍ら、プライベートで数多くの企画を実現していきました。たとえば、渋谷で朝7:00から集まるモーニング、その名も「Good Morning Labo」。場所は、なんと TRUNK HOTEL。

旅が好き、そこで出会った人たちが好き。
そこでできた繋がりを大切にし続け、仲間をもてなすのが好き。
そのツールとして、料理がありクラフトビールがある。
石川 文太という人間は、このように一貫したストーリーに裏打ちされています。
僕にはそう映りました。
11月1日にYMBに加わって以来、彼はタップルームのキッチンで試作品を繰り返し作っています。
たとえば、彼が慎重に開発を進めているのは、「自家製ポテトチップス モルトパウダーがけ」。英語名は、“Home-made potato chips with malt salt” です。
まず、丸ごとじゃがいもをタップルームでスライスして、水分を丁寧に拭き取ってからフライヤーで揚げます。

ポテトを1枚1枚引き上げ、キッチンペーパーで余分な油を吸い取ります。

麦芽を粉砕した「モルトパウダー」に塩と胡椒を混ぜ、ポテトに存分に振りかけます。

この麦芽は、クラフトビールを仕込む際に使っているものです。
このモルトパウダーを使おうというのは、ケンゴの発案でした。ビールを楽しんでいただくためのおつまみにも、なるべくストーリー性を持たせたいという考えです。

これを一口食べて、思わず「うまい!!」と叫びました。味が良いのはもちろんなのですが、丁寧な仕事ぶりや、ストーリー性などが味をさらに増幅したように感じます。
たかがポテトチップス、されどポテトチップス。
料理とクラフトビールをこよなく愛する文ちゃんが、タップルームのゲストに楽しんでいただきたいと気合を込めて作り上げた一品です。
その味と気合は、僕が保証します。YMBの名物になること間違いなしです。どうか、食べてみてください。

Yellow Monkey Brewing
Founder & CEO 駒田 博紀