こんにちは。Yellow Monkey Brewing (YMB) 代表の駒田です。
昨日に引き続きの更新です。
突然ですが、僕は何かを習慣づけようとするとき、「3」の倍数を重視しています。
何かを始めるとします。
ダイエットでも、ランニングでも、筋トレでも、ブログ執筆でも、何でもいいです。
やり始めたら、まずは3日やります。何が何でも連続して。すると、いわゆる「三日坊主」の段階を超えます。
次に、3週間踏ん張る。何事でも3週間続けるのはなかなかハードルが高いと思います。ただ、ここまで続けられれば、ほぼ習慣となるのではないでしょうか。「やらないと気持ち悪い」という状態になります。
そして、3ヶ月に至ります。これで、僕の中では習慣づけ完成です。「やらないと気持ち悪い」の段階をとっくに越え、「やって当然」という状態です。もはや、自分の中では努力しているという感覚もありません。「やって当然」だからです。
このように習慣化するためには、何かをするための最初の一歩を限りなく小さくしておくことが大切だと思っています。
たとえば、筋トレであれば「腕立て伏せを1回だけやってみる」「トレーニングしなくてもいいからジムには顔を出してみる」など。ランニングであれば、「ランニングウェアを着てシューズを履いて外に出てみる」だけでOK。そんな小さな一歩でも、もしやれたなら「今日はやるべきことをやりました!」ということにして良いです。
ゆるいでしょ?
でも、それがポイントなのです。
なぜならば、何かをするときの最大のハードルというのは、始めるまでのその瞬間にあるからです。
たとえば、「腕立て伏せを毎日20回やる!」という目標を立て、それを習慣化したいとします。だけど、面倒なんですよね。色々な言い訳がガンガンよぎっていきます。
疲れてるから。
明日朝早いから。
ちょっとビール飲んじゃったから。
……などなど。
だけど、「腕立て伏せを1回だけやる」ならどうですか?少しくらい疲れていても、1回くらいならやってみようと思いませんか?
そして、もし1回やれたなら、おそらくそこで終わりにはなりません。5回、10回、もし気分が乗ったら本当に20回やれてしまうかもしれないです。
最初の一歩を限りなく小さくしておけば、結果的に「今日のやるべきこと」はクリアできる。
それを3日、3週間、3ヶ月と積み重ねていけば、習慣化はできたも同然です。
最初の一歩を限りなく小さくする。これが習慣化のコツです。
加えて、その限りなく小さな一歩を踏み出せたときの「ご褒美」を設定しておくのもアリですね。
限りなく小さな一歩に対するご褒美ですから、それほど大きなものではありません。
たとえば、僕がランニングを始めた2013年の頃の話です。走るのが大嫌いだった僕は、それでも仕事上の必要に迫られて走らざるを得なくなりました。
そのときに設定したご褒美とは、「缶ビール一本飲んで良し!」というものでした。
まずはランニングシューズを履いて外に出て、それから3kmでも5kmでもいいので走れたなら、家に戻って缶ビールを1本だけ飲んで良いということにしたのです。
「今日のやるべきこと」をクリアして、気分爽快になった上でのビールです。うまくないわけがない。
思えば、僕がクラフトビールを好きになったのは、この「走った後のご褒美」として、ちょっといいビールを飲もうかな……と思ったからでした。
それからも僕は、クラフトビールを一本飲むことをご褒美にして走り続けました。大して速くはなりませんでしたが、少しずつ走れる距離も伸びていきました。
これを継続していったところ、最終的にはアイアンマン・トライアスロン (Swim 3.8km, Bike 180km, Run 42.2km) を完走できるようになりました。2016年のことです。
それから時は流れ、ランニングの楽しさを教えてくれた仕事から退いた僕は、Yellow Monkey Brewing を立ち上げました。
2024年9月、醸造免許を取得した僕たちが最初に造ったビールの名は、「KAIZOKU (カイゾク)」といいます。
KAIZOKU の詳しい説明はまた別の記事に譲りますが、これは「皆さんの日々の頑張りを祝福するためのビール」です。そう、ご褒美のために造ったのです。
何かを始め、工夫しながら前に進み、習慣化し、小さな達成を喜ぶ。そんな素敵な人たちに贈る一杯です。僕もまたそういう小さな達成を喜び、日々祝杯を上げたいと思います。
そのためにも、今日もジムに行き、そしてこの「代表のつぶやきブログ」を書こうと思います。これからもお付き合いいただければ嬉しいです。
Yellow Monkey Brewing
Founder & CEO 駒田 博紀